“かねづく”の漢字の書き方と例文
語句割合
金尽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかに金尽かねづくでも、この人種の偏執へんしふには勝たれない。ある日の暮、籠に乗せられて、夕闇の空に紛れて病院を出た。籠は其儘そのまゝもとの下宿へかつぎ込まれて、院長は毎日のやうに来て診察する。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)