釈明しゃくめい)” の例文
失敗しても一定時日のあとで君が釈明しゃくめいして呉れればよいではないか。落下傘らっかさんは用意してある。急いで下りてくれ、とのことだった。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
前回の手紙につき、急ぎ釈明しゃくめいのため一言いちごんします。父上は、あの手紙が韻文いんぶんになっていることをお気づきにならなかったのです。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
と、秀吉の前に堀久太郎秀政自身、釈明しゃくめいに来た。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうさ。君は網の目をのがれている所謂いわゆるヤミ物品だから値が高いんだ。しかしどう釈明しゃくめいしても君は合法的存在じゃない」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、大久保家おおくぼけ家臣かしん釈明しゃくめいした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君はこれから海底の下へおりて、われわれの蒙っている実害を視察するのだ。その上で改めて君の釈明しゃくめいを聞こう
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、ロバート大佐は釈明しゃくめいをしてから、じぶんの名を名乗り、ふたりの随員ずいいんを紹介した。そして
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
変な話じゃないか。君は、これに対してどういう釈明しゃくめいを以て僕を満足させてくれるかね
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これに対して、海底都市側では全然知らなかったために起った惨害事件であると釈明しゃくめいし、そして今後は大いに気をつけること、またこれまでの被害については、ある程度の見舞品を贈ることを答えた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)