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酢屋
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すや
ふりがな文庫
“
酢屋
(
すや
)” の例文
酒だるを、となり村の酒屋から、町の
酢屋
(
すや
)
まで、とどけるようにたのまれたのです。その中には、お酒のおりがつまっていました。
和太郎さんと牛
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
もちろん高氏は、すでに
斬刑
(
ざんけい
)
ずみのよしを答え、その群盗どもが、
酢屋
(
すや
)
へ押入った当夜のもようを詳しい書類として、殿ノ法印まで送りとどけた。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其
(
その
)
晩の八時から二等室で日本人の
酢屋
(
すや
)
と英人のカアタアと両人の為に僕等の仲間で心
許
(
ばか
)
りの送別会を開いた。
酢屋
(
すや
)
は横浜の貿易商で
孟買
(
ボンベイ
)
とカルカツタとに十年
前
(
ぜん
)
から店を持つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
当時私ハ京都三条通河原町一丁下ル車道
酢屋
(
すや
)
に宿申候。
手紙:082 慶応三年六月二十四日 乙女、おやべあて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
滿谷
(
みつたに
)
、長谷川、徳永、近江、
柚木
(
ゆのき
)
、
志貴
(
しぎ
)
、
酢屋
(
すや
)
、僕の八人は何の目的も無く電車の終点まで乗つて下車し、引返して偶然博物館の前に出て、滿谷等は
其
(
その
)
附近を写生し、徳永、志貴、近江
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
「
酢屋
(
すや
)
に押入った先夜の
首魁
(
しゅかい
)
四名の者は、はや六条河原で首斬ってしまいました。いかに吟味しても、一言も吐きませぬゆえ、河原へ曳き出し、つい昨日、処分をすませたばかりなのです」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
孟買
(
ボンベイ
)
と聞くと僕等の門外漢には
大分
(
だいぶん
)
に日本商人の勢力が及んで
相
(
さう
)
に想はれるが、三井物産と郵船会社との支店を除いて個人の経営する商店と云へば
酢屋
(
すや
)
丈
(
だけ
)
だ
相
(
さう
)
である。
夫
(
それ
)
を
酢屋
(
すや
)
は憤慨して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
酢
常用漢字
中学
部首:⾣
12画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“酢屋”で始まる語句
酢屋某
酢屋定七