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酒瓮
ふりがな文庫
“酒瓮”の読み方と例文
読み方
割合
みわ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みわ
(逆引き)
楤
(
たら
)
の木の心から製した
醨
(
もそろ
)
の酒は、その傍の
酒瓮
(
みわ
)
の中で、
薫
(
かん
)
ばしい香気を立ててまだ波々と
揺
(
ゆら
)
いでいた。若者は片手で粟を
摘
(
つま
)
むと、「卑弥呼。」と一言呟いた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
その傍の素焼の大きな
酒瓮
(
みわ
)
の中では、
和稲
(
にぎしね
)
製の
諸白酒
(
もろはくざけ
)
が高い香を松明の光の中に
漂
(
ただよ
)
わせていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
覆
(
くつがえ
)
った
酒瓮
(
みわ
)
から酒が流れた。そうして、
海螺
(
つび
)
や
朱実
(
あけみ
)
が立ち籠めた酒気の中を杉戸に当って散乱すると、再び数本の剣は一斉に若者の胸を狙って進んで来た。
身屋
(
むや
)
の外では
法螺
(
ほら
)
が鳴った。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
酒瓮(みわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
瓮
漢検1級
部首:⽡
9画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽