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邪心
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じゃしん
ふりがな文庫
“
邪心
(
じゃしん
)” の例文
爾来
(
じらい
)
、
邪心
(
じゃしん
)
を抱く者共は彼の住居の十町四方は
避
(
さ
)
けて
廻
(
まわ
)
り道をし、
賢
(
かしこ
)
い渡り鳥共は彼の家の上空を通らなくなった。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
たとえ、
何
(
ど
)
んな
伝世
(
でんせい
)
の銘刀でも、
邪心
(
じゃしん
)
をもって、折ろう曲げようとすれば、傷つかぬということはない。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それ、武は
覇者
(
はじゃ
)
の道にして、心、王者の心を以て旨となす。明皎々として一点の
邪心
(
じゃしん
)
あるべからず。されば
賭仕合
(
かけじあい
)
い、賭勝負、およそ武道の本義に
悖
(
もと
)
るべき所業は夢断じて致すべからず、とな。
旗本退屈男:07 第七話 仙台に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
だが、もとより弦之丞は、このにきび侍の
軽佻
(
けいちょう
)
浮薄と
邪心
(
じゃしん
)
とを以前から見抜いている。ましてや、ここには蜂須賀家の天堂一角や、大阪表でチラチラ噂に聞いたお十夜という悪浪人まで道づれだ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“邪心”の意味
《名詞》
邪心(じゃしん)
邪な心。ねじけた心。
(出典:Wiktionary)
邪
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“邪”で始まる語句
邪慳
邪
邪魔
邪推
邪気
邪悪
邪念
邪見
邪道
邪鬼