“遺存”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぞん50.0%
ゐぞん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木にもせよ、竹にもせよ、くさにもせよ、植物質の原料げんれうにて作りたるものは腐敗ふはいし易き事勿論もちろんなれば、其今日に遺存いぞんせざるの故を以て曾て存在そんざいせざりし證とは爲すべからず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
石錐は種々の物にあな穿うがつに用ゐられしなるべけれど、あなきたるままにて今日迄遺存ゐぞんする物は土器のみなり。石器時代土器の腹壁ふくへきには石錐を以てけたるに相違無そういなき孔の存する事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)