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過般
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いつか
ふりがな文庫
“
過般
(
いつか
)” の例文
店へ来る客の中に、
過般
(
いつか
)
、
真桑瓜
(
まくわうり
)
を丸ごと
齧
(
かじ
)
りながら入つた
田舎者
(
いなかもの
)
と、それから帰りがけに
酒反吐
(
さけへど
)
をついた紳士があつた。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの、
過般
(
いつか
)
もお前さんに話したろう。早瀬さんと分れて、こうなる時、煙草を買え、とおっしゃって、先生の下すった、それはね、折目のつかない十円
紙幣
(
さつ
)
が三枚。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まだ
可怪
(
おかし
)
かつたのは、
一行
(
いつかう
)
が、
其
(
それ
)
から
過般
(
いつか
)
の、あの、
城山
(
しろやま
)
へ
上
(
のぼ
)
る
取着
(
とつつき
)
の
石段
(
いしだん
)
に
懸
(
かゝ
)
つた
時
(
とき
)
で。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
九段第一、否、皇国一の見世物小屋へ入った、その
過般
(
いつか
)
の時のように。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「酒井さん、
過般
(
いつか
)
も参観に見えられた、これは文学士河野英吉君。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
般
常用漢字
中学
部首:⾈
10画
“過般”で始まる語句
過般来
過般中