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逸散
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いつさん
ふりがな文庫
“
逸散
(
いつさん
)” の例文
吾等が心情は已に
古物
(
こぶつ
)
となつた封建時代の音楽に取り
縋
(
す
)
がらうには余りに遠く掛け離れてしまつたし、と云つて
逸散
(
いつさん
)
に欧洲の音楽に
赴
(
おもむ
)
かんとすれば
黄昏の地中海
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
我ものに一義も被
二
引受
一
、
頼母敷
(
たのもしく
)
共、難
レ
有共不
レ
被
レ
申、身にあまり國家の爲
悦敷
(
よろこばしき
)
次第に御座候。
若哉
(
もしや
)
老公
鞭
(
むち
)
を擧て異船へ
魁
(
さきがけ
)
御座候はゞ、
逸散
(
いつさん
)
駈付
(
かけつけ
)
むへ草(埋草)に成共罷成申度心醉仕申候。
遺牘
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
歡喜の心、
逸散
(
いつさん
)
にわが身を
撞
(
つ
)
きて
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
犬は
逸散
(
いつさん
)
に
逃去
(
にげさ
)
りぬ。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
逸
常用漢字
中学
部首:⾡
11画
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
“逸”で始まる語句
逸
逸早
逸物
逸見
逸話
逸品
逸足
逸楽
逸事
逸人