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逕
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こみち
ふりがな文庫
“
逕
(
こみち
)” の例文
これとは反対に根笹は草に隠れて、地続きの一方の空地には
覗
(
のぞ
)
いても眼につかぬのに、いつになってもその根が走って来ることを止めない。
逕
(
こみち
)
にも出れば芝生の中にも出る。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
果して半畝位の庭があって、細かな草が
毛氈
(
もうせん
)
を敷いたように生え、そこの
逕
(
こみち
)
には
楊柳
(
やなぎ
)
の花が米粒を
撒
(
ま
)
いたように散っていた。そこに
草葺
(
くさぶき
)
の三本柱の
亭
(
あずまや
)
があって、花の木が枝を交えていた。
嬰寧
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
ゆめの
逕
(
こみち
)
にしたたるや
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
逕
漢検1級
部首:⾡
11画
“逕”を含む語句
逕庭
細逕
小逕
竹逕
逕路
三逕就荒
三逕荒
山逕
捷逕
海保竹逕
石逕
野逕
鳥逕
鳥逕子