“竹逕”の読み方と例文
読み方割合
ちくけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩年には毎月まいげつ説文会を催して、小島成斎、森枳園きえん、平井東堂、海保竹逕ちくけい喜多村栲窓きたむらこうそう、栗本鋤雲じょうん等をつどえた。竹逕は名を元起げんき、通称を弁之助べんのすけといった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
竹逕ちくけい涼雨りょうう怪巌かいがん紅楓こうふう蟠松ばんしょう晴雪せいせつ……育徳園いくとくえん八景といって、泉石林木せんせきりんぼく布置ふち幽邃ゆうすいをきわめる名園がある。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この清麗なる雪中の竹逕ちくけいを以て前の上等社会の恋にふ、また用意周到の処なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)