“ちくけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹逕75.0%
竹渓25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この清麗なる雪中の竹逕ちくけいを以て前の上等社会の恋にふ、また用意周到の処なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
成善しげよしが海保の塾にった後には、海保竹逕ちくけいしばしば渋江氏に警告して、「大分蔵書印のある本が市中に見えるようでございますから、御注意なさいまし」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この行状は文化十一年の頃幽林の長子竹渓ちくけい典と三子松隠しょういん混との二人が亡父の詩稿を編輯へんしゅうし、『幽林先生遺稿』と題して四方の君子に題言批評を乞わんとした時これをつくったものであろう。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)