“逕路”の読み方と例文
読み方割合
けいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、米人フィシャー氏、嘉与吉を案内として、南口から直接登って来た、氏は昨夜温泉で、わが行を聞き、同一逕路けいろを取らんため来たのである。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
千々岩は分明ぶんみょうに叔母が心の逕路けいろをたどりて、これよりおりおり足を運びては、たださりげなく微雨軽風の両三点を放って、その顧慮をゆるめ、その萌芽ほうがをつちかいつつ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)