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迎合
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げいごう
ふりがな文庫
“
迎合
(
げいごう
)” の例文
お綱好みの
迎合
(
げいごう
)
をやらかし、これでお綱が参らなければ、また一工夫という腹だろうが、さりとはお十夜、どこまで
根
(
こん
)
のいい男だろう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文壇の風潮たとへば客観的小説を芸術の
上乗
(
じょうじょう
)
なるものとなせばとて
強
(
し
)
ひてこれに
迎合
(
げいごう
)
する必要はなし。作者
輙
(
すなわ
)
ちおのれの
柄
(
がら
)
になきものを書かんとするなかれ。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
それ等は自己に
迎合
(
げいごう
)
阿附
(
あふ
)
する者のみを愛し、これに金品を与えて
虚名
(
きょめい
)
を博すべく努力する。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
故
(
ゆえ
)
に
追々
(
おいおい
)
に各地に固定するのみならず、また
力
(
つと
)
めて大勢に
迎合
(
げいごう
)
せんとするのである。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
同じ
阿諛
(
あゆ
)
迎合
(
げいごう
)
を事としても、
杜周
(
としゅう
)
(最近この男は前任者
王卿
(
おうけい
)
を陥れてまんまと
御史大夫
(
ぎょしたいふ
)
となりおおせた)のような
奴
(
やつ
)
は自らそれと知っているに違いないがこのお人好しの丞相ときた日には
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
もっとも、世間の通念からすれば、源氏に
由縁
(
ゆかり
)
のある者でも、極力、平家方へ
迎合
(
げいごう
)
するが時勢に沿うというもので、何も特に、複雑な事情にある子連れの女を、いくら後添えにせよ、持つ要はない。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“迎合”の意味
《名詞》
おもねる、へつらうこと。
他人の意見に同調すること。否定的な意味合いで使われることが多い。
(出典:Wiktionary)
“迎合”の解説
迎合
(出典:Wikipedia)
迎
常用漢字
中学
部首:⾡
7画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“迎合”で始まる語句
迎合的