かた)” の例文
わざわざおまねきにあずかりまして、何ともかたじけない儀にござります。わたくしは大坂よりはるばると、御当地を
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
封じ目ときて取出とりいだせば一尋ひとひろあまりに筆のあやもなく、有難き事の数々、かたじけなき事の山々、思ふ、したふ、忘れがたし、血の涙、胸の炎、これ等の文字もんじ縦横じうわうに散らして
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)