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轎
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こし
ふりがな文庫
“
轎
(
こし
)” の例文
幅のせまい、濃い緑、赤黄などで彩色した
轎
(
こし
)
型の
轅
(
ながえ
)
の間へ耳の立った驢馬をつけ、その
轡
(
くつわ
)
をとって、風にさからい、背中を丸め、長着の裾を煽られながら白髯の老人がトボトボ進んで行く。
石油の都バクーへ
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
七分間で最終の
停車場
(
ステエシヨン
)
に下車し、
香港
(
ホンコン
)
ホテルの門前に出て支那人の
舁
(
か
)
く長い竹の
柄
(
え
)
の
撓
(
しな
)
ふ
轎
(
こし
)
椅子に乗つた。
轎夫
(
けうふ
)
は皆
跣足
(
すあし
)
である。山
上
(
じやう
)
の
路
(
みち
)
は
総
(
すべ
)
てコンクリイトで固められて居る。石を敷いた所もある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
轎
漢検1級
部首:⾞
19画
“轎”を含む語句
轎夫
輿轎
轎丁
轎舁
大轎
女轎
山轎
法師轎
空轎
竹轎
轎中
轎前
轎屋
轎扉
轎車