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身慄
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みぶるい
ふりがな文庫
“
身慄
(
みぶるい
)” の例文
東洋趣味のボー……ンと鳴り渡るというような鐘の声とは違って、また格別な、あのカン……と響く
疳
(
かん
)
の
音色
(
ねいろ
)
を聴くと、
慄然
(
ぞっ
)
と
身慄
(
みぶるい
)
せずにいられなかった。
不吉の音と学士会院の鐘
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
草も木も軒も障子も心から寒そうな
身慄
(
みぶるい
)
をした。ちょうど哀れをしらぬ征服者が
蹄
(
ひづめ
)
のあとに残して行く戦者の最後の息であるかのような悲しい音を立てている。
凩
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
思わず
身慄
(
みぶるい
)
するとき、早や池の水は岸近くから凍り始めて、家の影はいつか消え失せ、一面
磨硝子
(
すりガラス
)
のようになる。同時にパレットの上の水が凍って絵具が溶けない。筆の先が固くなる。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
一陣
(
ひとしきり
)
夜嵐が空を渡った。星は
身慄
(
みぶるい
)
した。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
身慄
(
みぶるい
)
をするぞ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶