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蹴爪
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けつま
ふりがな文庫
“
蹴爪
(
けつま
)” の例文
だからさ、順境にあるものがちょっと
面喰
(
めんくら
)
うか、
迷児
(
まご
)
つくか、
蹴爪
(
けつま
)
ずくかすると、そらすぐ眼の球の色が変って来るんだ。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もう少しで美禰子の手に自分の手が触れる所で、
馬尻
(
ばけつ
)
に
蹴爪
(
けつま
)
づいた。大きな
音
(
おと
)
がする。漸くの事で戸を一枚
明
(
あ
)
けると、強い日がまともに
射
(
さ
)
し込んだ。
眩
(
まぼ
)
しい位である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「落ちる時に
蹴爪
(
けつま
)
ずいて
生爪
(
なまづめ
)
を
剥
(
は
)
がした」
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おい、
蹴爪
(
けつま
)
ずくと危ない」と注意した。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蹴
常用漢字
中学
部首:⾜
19画
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
“蹴”で始まる語句
蹴
蹴出
蹴飛
蹴落
蹴上
蹴鞠
蹴散
蹴立
蹴込
蹴倒