“赤酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきしゅ40.0%
あかざけ20.0%
せきしゆ20.0%
ぶどうしゅ10.0%
レッドワイン10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔金に飽かして手に入れた、わらだけの粉を和蘭オランダ渡りの赤酒せきしゅに入れて、皆んなに一杯ずつ呑ませ、あらん限りの馬鹿な顔をさせてみるつもりだったのです
三四郎は熊本で赤酒許あかざけばかり飲んでゐた。赤酒あかざけといふのは、ところ出来できる下等な酒である。熊本の学生はみんな赤酒あかざけを呑む。それが当然と心得てゐる。たま/\飲食店へがれば牛肉屋である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
横山——左の蟀谷こめかみの上に二銭銅貨位な禿があつて、好んで新体詩の話などをする、二十五六のハイカラな調剤助手に強請ねだつて、赤酒せきしゆの一杯二杯を美味さうに飲んで居ると、屹度誰か医者が来て
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「お茶のかわりに赤酒ぶどうしゅをさしあげます、お嫌いじゃございますまいか」
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
赤酒レッドワインを、また牛の髄骨をしゃぶるらしい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)