赤楊はん)” の例文
たらちめの来ましし春に芽ばえける赤楊はん大樹ふときははやちりそめにつつ十月十二日
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
庸介は、そこの赤楊はんの木の根に尻もちをついて、われにもなく、恍惚こうこつとして遠い昔に思をせているのであった。彼の足もとのあたりには、小さな赤蟻の群が頻りに何か忙しそうに活動していた。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
青びかり青びかり赤楊はんの木立
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
赤楊はん高き小学校の
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黒緑赤楊はんのモザイツク
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
赤楊はん高き小学校の
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)