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貶
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くさ
ふりがな文庫
“
貶
(
くさ
)” の例文
「さうだこと
云
(
ゆ
)
つたつておめえ、
以前
(
めえかた
)
から
他人
(
ひと
)
のこと
切
(
き
)
つたこともねえ
癖
(
くせ
)
に」
側
(
そば
)
から
服裝
(
みなり
)
の
好
(
い
)
い
婆
(
ばあ
)
さんが
貶
(
くさ
)
していつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
仏蘭西の監獄が
不整頓
(
ふせいとん
)
で不潔で、囚人の食事が粗悪で分量が少く、どの点から見ても日本の監獄以下であるという事や、何くれとなく仏蘭西を
貶
(
くさ
)
した話ばかりした。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
あとからまたいろいろ若いものに冷かされた。細君までいっしょになって夫を
貶
(
くさ
)
した末、高浜さんが鼓を御打ちなさる時、
襦袢
(
じゅばん
)
の
袖
(
そで
)
がぴらぴら見えたが、大変好い色だったと
賞
(
ほ
)
めている。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
貶
漢検1級
部首:⾙
12画
“貶”を含む語句
貶黜
毀誉褒貶
褒貶
見貶
貶謫
貶斥
人間褒貶事千古
天主怒而貶入地獄
美刺褒貶
褒貶毀誉
貶意
貶所
貶称
貶竄
貶辭