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貫主
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かんす
ふりがな文庫
“
貫主
(
かんす
)” の例文
一月寺の
貫主
(
かんす
)
は年のうち大抵、江戸の出張所に住んでいる。
院代
(
いんだい
)
がいるにはいるが、これはほとんど寺のことには無頓着で、
短笛
(
たんてき
)
を
弄
(
ろう
)
して遊んでいる。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「並んで長くなっておらば、
貫主
(
かんす
)
御僧正
(
ごそうじょう
)
が事の吟味遊ばさって、よきにお計らい下さろうぞ、ゆるゆる休息致せ」
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「おとぼけ召さるなッ、その衣の袖下かいくぐって逃げ込んだのを、この二つのまなこでとくと見たのじゃ。膝元荒す
鼠賊
(
そぞく
)
風情
(
ふぜい
)
を要らぬ匿い立て致さば、当山御
貫主
(
かんす
)
に対しても申し訳なかろうぞ」
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
江戸宗家を初め
紀
(
き
)
、
尾
(
び
)
、
水
(
すい
)
の御三家が並々ならぬ信仰を寄せているゆえ、将軍家自らが令してこれに法格を与え、
貫主
(
かんす
)
は即ち十万石の格式、各支院の院主は五万石の格式を与えられているところから
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“貫主”の意味
《名詞》
統領。
蔵人頭の異称。
天台座主の異称。
本山、大寺院の住職。
(出典:Wiktionary)
貫
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“貫”で始まる語句
貫
貫禄
貫之
貫目
貫木
貫徹
貫一
貫通
貫文
貫祿