“短笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんてき83.3%
ピッコロ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机竜之助はあちらを向いて短笛たんてきもてあそぶと、それと六枚折りの屏風一重を隔てたこちらで、お銀様がそうの琴を調べます。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伊賀流いがりゅう忍者にんじゃ菊池半助きくちはんすけと、果心居士かしんこじのおしえをうけた木隠龍太郎とが、双方そうほう、水のごとくたいしたとき、しずかな耳をきぬくように、一せい短笛たんてきがつよく流れた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒鶫アムゼルの高音が短笛ピッコロのように鋭い、あのアッフレタンドの旋律だけでもどう聞いても平原の調ではない——こうして夜はほのぼのと明けてゆく