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財嚢
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かみいれ
ふりがな文庫
“
財嚢
(
かみいれ
)” の例文
下着は
紬
(
つむぎ
)
かと思われる鼠縞、羽織は黒の奉書にお里の知れた
酸漿
(
かたばみ
)
の
三所紋
(
みところもん
)
、どういうはずか白足袋に
穿
(
はき
)
かえ、机の上へ出しそろえて置いた
財嚢
(
かみいれ
)
手巾
(
はんけち
)
巻烟草入
(
まきたばこいれ
)
を
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
今度は阿父さんの
財嚢
(
かみいれ
)
から
沢山
(
たくさん
)
なお
金
(
かね
)
、盲唖院の
先生方
(
せんせいがた
)
の月給に差上げるお銭を持出して二
月
(
つき
)
も帰つて来ないんだもの。阿父さんは
見附次第
(
みつけしだい
)
警察へ出すと被仰るけれど、其れでは明るみの耻に成る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
すぐ出向うとして気が付いて見ると、小歌に与える祝儀だけの物も、もう
財嚢
(
かみいれ
)
には残って居なかった。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
財
常用漢字
小5
部首:⾙
10画
嚢
漢検準1級
部首:⼝
18画
“財”で始まる語句
財布
財産
財
財宝
財寶
財政
財貨
財物
財産家
財界