“負笈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいずる50.0%
おひずる50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六十の坂を五つつ越したかと見える巡礼の老爺おやじが、汚れ果てた単物の上に負笈おいずるを掛け、雪卸しの菅笠すげがさかぶり、細竹の杖を突き、白い脚半も汚れて鼠色に成ったのを掛け、草鞋を穿
彼等は到る所の霊場で納経をいたゞき、その本尊を負笈おひずるに入れて、之れを背負うて行く、これ仏、我と倶にいます表示である。
にはかへんろ記 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)