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諸兄
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もろえ
ふりがな文庫
“
諸兄
(
もろえ
)” の例文
遠祖は、
敏達
(
びたつ
)
天皇の
裔
(
すえ
)
、
橘
(
たちばな
)
ノ
諸兄
(
もろえ
)
からと、いわれているが、そんな遠くの血は、水分川の水上の
滴
(
したた
)
りが知れないように、彼にも分らない。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしこれに代って、持統天皇の御代より、藤原鎌足の子
不比等
(
ふひと
)
の一族、或は
橘三千代
(
たちばなのみちよ
)
、橘
諸兄
(
もろえ
)
等の諸勢力が、徐々に宮廷のうちにのびて行った。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
三千代は始め
美努王
(
みぬのおおきみ
)
に嫁して
葛城
(
かつらぎ
)
王(後の橘
諸兄
(
もろえ
)
)を生み、後に、藤原不比等に再嫁して光明皇后を生んだ。
道鏡
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
エミの
押勝
(
おしかつ
)
になり、
諸兄
(
もろえ
)
になり、
不比等
(
ふひと
)
になり、
鎌足
(
かまたり
)
になり、だんだん昔へさかのぼりすぎて、どうも、私は、何をやつても、過ぎたるは及ばず、といふ自然の結果になつてしまふ。
戯作者文学論:――平野謙へ・手紙に代へて――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
エミの
押勝
(
おしかつ
)
になり、
諸兄
(
もろえ
)
になり、
不比等
(
ふひと
)
になり、
鎌足
(
かまたり
)
になり、だんだん昔へさかのぼりすぎて、どうも、私は、何をやっても、過ぎたるは及ばず、という自然の結果になってしまう。
戯作者文学論:――平野謙へ・手紙に代えて――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸人
諸方
諸々
諸国
諸肌