トップ
>
諂佞
>
てんねい
ふりがな文庫
“
諂佞
(
てんねい
)” の例文
「丞相はあまりに人を
識
(
し
)
らなすぎる。あんな
諂佞
(
てんねい
)
の小人に、高官を授けて、水軍をまかせるおつもりだろうか」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿諛
(
あゆ
)
と
諂佞
(
てんねい
)
に取巻かれ、人を見下してばかりきた貫兵衛は、自分の世帯になって、世の中に正面から
打
(
ぶ
)
つかった時、初めて、自分の才能、容貌、魅力——等に対する
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
私は
衷心
(
ちゅうしん
)
にきざまれました……徹底的のところには、すべての人間相が、少しも姿を隠さずに、眼前に現われて来ます、誰も荒海の漁師の子に、
阿媚
(
あび
)
と
諂佞
(
てんねい
)
を捧げるものはありません
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
阿諛
(
あゆ
)
と
諂佞
(
てんねい
)
に取卷かれ、人を
見下
(
みくだ
)
してばかり來た貫兵衞は、自分の世帶になつて、世の中に正面から打つかつた時、初めて、自分の才能、
容貌
(
ようばう
)
、
魅力
(
みりよく
)
——等に對する
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「何がああだ、人の
寵
(
ちょう
)
をそねむものと、貴様こそ、
諂佞
(
てんねい
)
の
誹
(
そしり
)
をうけるぞ」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「だまれ。しからば、魏人は
諂佞
(
てんねい
)
だというか」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諂
漢検1級
部首:⾔
15画
佞
漢検1級
部首:⼈
7画
“諂”で始まる語句
諂
諂諛
諂曲
諂媚
諂辞