“詰部屋”の読み方と例文
読み方割合
つめべや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして狛家の郷士たちも、それぞれしょくを滅して、奥の詰部屋つめべやに引きとり、やがてグッスリと寝入った様子です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三家の詰部屋つめべやは大廊下御休息の間ととなえる所です、そこに万太郎だけを控えさせておいて、義通はひとりで手に一個の塗りの箱をかかえて静かに白書院へ通って行く。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右手に続いた墨塗羽目の建物は、表役人の詰部屋つめべやと見えて、金網窓にはあかりもさしていない。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)