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詮
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あき
ふりがな文庫
“
詮
(
あき
)” の例文
前の夫を行きずりの男だと思い込んで行きずりの男に身をまかせると同じような
詮
(
あき
)
らめで身をまかせていたこの惨めな女
曠野
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
此辺の豪農の家では、以前よく強盗に入られるので、二十円なり三十円なり強盗に
奉納
(
ほうのう
)
の
小金
(
こがね
)
を常に手近に出して置いたものだ。無益の争して怪我するよりも、と
詮
(
あき
)
らめて然するのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
が、一方、女はそういうどうにも為様のないような
詮
(
あき
)
らめに落ち着こうとしている自分が、
却
(
かえ
)
って昔の自分よりもふがいなく思えてならなかった。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
“詮”の意味
《名詞》
(セン/かい 「詮が(も)ない」の形で)やりがい、それをやったことによって得られる何らかの利益。
《動詞》
つきつめる。
(出典:Wiktionary)
詮
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“詮”を含む語句
所詮
詮方
詮索
名詮自性
御詮議
詮議立
詮事
言詮
名詮自称
詮議中
詮議
詮術
義詮
間部詮勝
御詮索
詮衡
詮穿
詮索欲
詮方無
詮益
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