“間部詮勝”の読み方と例文
読み方割合
まなべあきかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間部詮勝まなべあきかつ要撃ようげきのため、同志を糾合きゅうごうし、京に入らんとし、その父、叔父、兄に向って訣別の書を作りしは、同十一月六日なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この時、井伊の輩下たる間部詮勝まなべあきかつと長野主膳は志士の裏を掻いて、京都のアンチ井伊の主魁と目された頼三樹三郎・山岡慎太郎・梅田雲浜等を捕へた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そのとき幕府では水野忠邦と堀田正睦ほったまさよし間部詮勝まなべあきかつらがしりぞき、阿部正弘が老中となって政治の転換を断行していた。その大きなあらわれの一つが水戸斉昭の隠居謹慎である。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)