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くんこ
ふりがな文庫
“
訓詁
(
くんこ
)” の例文
鉤摭
(
こうせき
)
して説を成し、上古に
合
(
がっ
)
するを務め、先儒を
毀訾
(
きし
)
し、
以謂
(
おもえ
)
らく我に及ぶ
莫
(
な
)
き
也
(
なり
)
と、更に異議を為して、以て学者を惑わす。是を
訓詁
(
くんこ
)
の
蠹
(
と
)
という。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
斯
(
か
)
く一助詞の解釈の差で一首の意味が全く違ってしまうので、
訓詁
(
くんこ
)
の学の大切なことはこれを見ても分かる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
その文学の復古現象の中で特に目立ったのは、何といっても『万葉集』の
訓詁
(
くんこ
)
註釈の事業であった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
ことに文書には久しく
顕
(
あらわ
)
れずして、しかも歴史は古いかと思う郷の名に、ラキまたはロキを下にもつものが、九州の端々には多いようで、是と今日の
訓詁
(
くんこ
)
学者までが
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
〔譯〕
經
(
けい
)
を讀むは、宜しく我れの心を以て經の心を讀み、經の心を以て我の心を
釋
(
しやく
)
すべし。然らずして
徒爾
(
とじ
)
に
訓詁
(
くんこ
)
を
講明
(
かうめい
)
するのみならば、
便
(
すなは
)
ち是れ終身
曾
(
かつ
)
て讀まざるなり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
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昔の「はこ鳥」という簡単な言葉の中にも、人を動かす深秘の意味があったかと思うが、箱と信仰との関係などは、むしろ
訓詁
(
くんこ
)
を業とする学者の
攷究
(
こうきゅう
)
に任せて置いた方がよいと思う。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“訓詁(訓詁学)”の解説
訓詁学(くんこがく)または訓詁とは、主に儒学の下位分野で、儒教の経典(経書)に出てくる難解な語句の意味を解釈・説明する行為をさす。具体的には、経典の注釈書を著したり、経典の言語(古代漢語)の辞書を編纂したりする行為をさす。
(出典:Wikipedia)
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
詁
漢検1級
部首:⾔
12画
“訓詁”で始まる語句
訓詁学者