みなり)” の例文
旧字:
其多くは学生のみなりをして居た。労働者らしい人も多かつた。牛込の富久町から日比谷にかけての道筋、裁判所の構内には沢山の警官が配置され、赤い帽子の憲兵の姿も交つてゐた。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
同時に、自分のみなりのみすぼらしいのが、磯五の前にたまらなく恥ずかしくなってきた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)