“表戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもてど66.7%
おもて33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぎゃーッ」主人にさえぎられて、辻永はけもののような声をあげた。これがあの沈着な辻永とはどうして思えよう。彼はクルリとふりむくと、今度は表戸おもてど蹴破けやぶるようにしてサッと外へ飛び出した。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
慶作はとんとんと表戸おもてどを叩いてみた。
首きり湯に漬ったまま、出て来ようともしないから、表戸おもての甚八、独りであわてた。