“戸表”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもて75.0%
とおもて25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無言の儘にて戸表おもてへと立出しが余はこゝに至りて我慢も仕切れず、目科の腕に手を掛けて問う
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「——ですが、楽翁さまのお声が外ですると、ここでは、何も話さずに、すぐ御一緒に、戸表おもてへ出て、一つの灯は、お濠端の方へ。一つは数寄屋橋御門外のほうへ、別れ別れに、お帰りになりました」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何でも女房は仆れたまゝ気絶した様子でしたが其暇に検査官は亭主を引立て直様すぐさま戸表とおもてに待せある馬車へとかついで行きました
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)