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戸表
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おもて
ふりがな文庫
“
戸表
(
おもて
)” の例文
無言の儘にて
戸表
(
おもて
)
へと立出しが余は
茲
(
こゝ
)
に至りて我慢も仕切れず、目科の腕に手を掛けて問う
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「——ですが、楽翁さまのお声が外ですると、ここでは、何も話さずに、すぐ御一緒に、
戸表
(
おもて
)
へ出て、一つの灯は、お濠端の方へ。一つは数寄屋橋御門外のほうへ、別れ別れに、お帰りになりました」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其のまま
戸表
(
おもて
)
へ駆出した、勿論彼の男が庭から裏の方へ立ち去った事は知って居るが、裏からは何所へも行く事が出来ぬから、必ず表の道へ出て、停車場の方へ行くに違いない
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
此の家の
女主
(
あるじ
)
を呼び、一応介抱の事を言い附けて
戸表
(
おもて
)
へ出た、何うしたか知らぬけれど庭木に繋いで置いた余の馬が見えぬ、併し馬にも構って居る場合でない、其のまま外へ出て了ったが
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
と反対の言葉を残して
戸表
(
おもて
)
へと走り出たり。
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
“戸”で始まる語句
戸外
戸
戸棚
戸口
戸惑
戸障子
戸締
戸袋
戸納
戸前