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行処
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ゆきどこ
ふりがな文庫
“
行処
(
ゆきどこ
)” の例文
旧字:
行處
「
行処
(
ゆきどこ
)
もございません、仕様が無いんでございますから、先生さえ、お
見免
(
みのが
)
し下さいますれば、
私
(
わたくし
)
の外聞や、そんな事は。世間体なんぞ。」と
半
(
なかば
)
云って
唾
(
つ
)
が乾く。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
どうせ
行処
(
ゆきどこ
)
がないから、
彼
(
あ
)
の人と夫婦になりてえと、
先方
(
さき
)
で望んでいたら何うする
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それはね、阿父さんが昔あの人の親の世話になつた事があるさうさ、その
恩返
(
おんがへし
)
なら、
行処
(
ゆきどこ
)
の無い
躯
(
からだ
)
を十五の時から引取つて、高等学校を卒業するまでに仕上げたから、それで十分だらうぢやないか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末