“血走(ちはし)” の例文
皆(みんな)血走(ちはし)ツてゐるか、困憊(つかれ)きツた連中(れんぢう)ばかりで、忍諸(まご/″\)してゐたら腮(あご)が干(ひ)上がらうといふもんだから、各自(てん/″\)に油斷(ゆだん)も何もありやしない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
爲方(しかた)がないから、ギリ/\齒噛をしながらも、強(つよ)い心でおツ耐(こら)へてゐる。其れがまた辛(つら)い。其の辛いのを耐へて、無理に製作を續(つゞ)ける。軈(や)がて眼が血走(ちはし)ツて來、心が惑亂(わくらん)する。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)