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血生臭
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ちなまぐさ
ふりがな文庫
“
血生臭
(
ちなまぐさ
)” の例文
これを
塩
(
しお
)
胡椒
(
こしょう
)
し、家鴨の肉の截片を入れてちょっと煮込んで食べるのだが、鼈四郎は味見をしてみるのに
血生臭
(
ちなまぐさ
)
いことはなかった。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その粗暴な外見とは反対に、徳次はさういふ
血生臭
(
ちなまぐさ
)
いことが嫌ひだつた。そして、人並外れた敏感さを示すのであつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
三段抜き、二段抜きの大見出しは、ほとんど
血生臭
(
ちなまぐさ
)
い犯罪記事ばかりなのだが、そうして活字になったものを見ると、何かよその国の出来事の様で、一向迫って来なかった。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
血生臭
(
ちなまぐさ
)
い事ばかりが行われたが、八方山に囲まれた木曽の
谿谷
(
たにあい
)
三十里は、
修羅
(
しゅら
)
の
巷
(
ちまた
)
を懸け離れた
自
(
おのずか
)
らなる別天地で、春が来れば花が咲き夏が来れば葉が茂り、きわめて
長閑
(
のどか
)
なものであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“血”で始まる語句
血
血眼
血腥
血統
血汐
血痕
血潮
血飛沫
血相
血糊