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蝴蝶
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ちょうちょう
ふりがな文庫
“
蝴蝶
(
ちょうちょう
)” の例文
牡丹
(
ぼたん
)
たちまち驚いて
飜
(
ひるがえ
)
れば、
花弁
(
はなびら
)
から、はっと分れて、向うへ飛んだは
蝴蝶
(
ちょうちょう
)
のような白い顔、襟の
浅葱
(
あさぎ
)
の
洩
(
も
)
れたのも、空が映って美しい。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貸小袖に魂が入って立ったとも見えるし、行燈の
灯
(
ともし
)
を
覆
(
おお
)
うた
裲襠
(
かけ
)
の
袂
(
たもと
)
に、
蝴蝶
(
ちょうちょう
)
が宿って、夢が
徜徉
(
さまよう
)
とも見える。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引掛
(
ひっかか
)
りそうに
便
(
たより
)
なく
響
(
ひびき
)
が切れて
行
(
ゆ
)
く
光景
(
ありさま
)
なれば、のべの
蝴蝶
(
ちょうちょう
)
が飛びそうな
媚
(
なまめ
)
かしさは無く、荒廃したる不夜城の壁の崩れから、菜畠になった部屋が
露出
(
むきだ
)
しで、怪しげな
朧月
(
おぼろづき
)
めく。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“蝴蝶”の意味
《名詞》
蝴 蝶(こちょう)
蝶のこと。 (春の季語)
(出典:Wiktionary)
蝴
漢検1級
部首:⾍
15画
蝶
漢検準1級
部首:⾍
15画