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虫取菫
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むしとりすみれ
ふりがな文庫
“
虫取菫
(
むしとりすみれ
)” の例文
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
の紫花、白山小桜の紅花、
深山
(
みやま
)
キンポウゲの黄花など、色とりどりに美しい。登るに従って植物の光景も多少変って来る。
北岳と朝日岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
黒檜山は
梅鉢草
(
うめばちそう
)
、
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
、
雪割草
(
ゆきわりそう
)
の産地で、中にも梅鉢草の咲き盛りには頂上の東の斜面は実に美しい。
望岳都東京
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
紅花苺
(
べにばないちご
)
や大桜草の紅い花、
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
の紫の花など、彼を見此を眺めて時の移るを知らず、或は初めて雪渓を辿る面白さに、脇目もくれずひた上りに上って行く人もある。
白馬岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
蒼黒い
偃松
(
はいまつ
)
の叢立を島のように取り巻いた鮮緑の草原を飾る
白山小桜
(
はくさんこざくら
)
や
小岩鏡
(
こいわかがみ
)
の紅と、
珍車
(
ちんぐるま
)
や
白山一華
(
はくさんいちげ
)
の白と、
千島桔梗
(
ちしまぎきょう
)
や
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
の紫とは、群落をなした多くの花の中でも特に目立って美しい。
日本アルプスの五仙境
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
例えば見渡す限り白い花の
白山一華
(
はくさんいちげ
)
に交って、紅い
小岩鏡
(
こいわかがみ
)
や、紫の
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
などが点在しているといった工合である。しかし少しも外のものが混らないで、純群落を作っていることも
亦
(
また
)
少なくない。
山の魅力
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
梅鉢草や
虫取菫
(
むしとりすみれ
)
の多いことも此山の特色であろう。
那須、尾瀬、赤城、志賀高原
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
“虫取菫(ムシトリスミレ)”の解説
Pinguicula vulgaris
Pinguicula vulgaris
植物
ムシトリスミレ(虫取菫、学名:Pinguicula vulgaris)はタヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物の一種。スミレに似た花をつける。
(出典:Wikipedia)
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
菫
漢検1級
部首:⾋
11画
“虫”で始まる語句
虫
虫唾
虫干
虫酸
虫眼鏡
虫蝕
虫螻
虫喰
虫気
虫籠