“むしとりすみれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虫取菫85.7%
虫捕菫14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅花苺べにばないちごや大桜草の紅い花、虫取菫むしとりすみれの紫の花など、彼を見此を眺めて時の移るを知らず、或は初めて雪渓を辿る面白さに、脇目もくれずひた上りに上って行く人もある。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
蒼黒い偃松はいまつの叢立を島のように取り巻いた鮮緑の草原を飾る白山小桜はくさんこざくら小岩鏡こいわかがみの紅と、珍車ちんぐるま白山一華はくさんいちげの白と、千島桔梗ちしまぎきょう虫取菫むしとりすみれの紫とは、群落をなした多くの花の中でも特に目立って美しい。
日本アルプスの五仙境 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
……阿弗利加産の虫捕菫むしとりすみれと阿弗利加産の『もうせんごけ』とを
物凄き人喰い花の怪 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)