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虫螻
ふりがな文庫
“虫螻”の読み方と例文
読み方
割合
むしけら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしけら
(逆引き)
何にも無い、畳の
摺剥
(
すりむ
)
けたのがじめじめと、蒸れ湿ったその
斑
(
まだら
)
が、陰と明るみに、黄色に鼠に、雑多の
虫螻
(
むしけら
)
の
湧
(
わ
)
いて出た形に見える。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここにおいてか階級意識の盛んな時代に、武士から
虫螻
(
むしけら
)
の如く扱われた百姓、町人らは、それをよいことにして彼らの上に威張り散らします。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
およそ屋根と壁の形さえあれば——そして住む
主
(
ぬし
)
さえいなければ——巣を作って、
虫螻
(
むしけら
)
のごとく、
獣
(
けだもの
)
のごとく、生きていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
虫螻(むしけら)の例文をもっと
(8作品)
見る
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
螻
漢検1級
部首:⾍
17画
“虫螻”で始まる語句
虫螻蛄
検索の候補
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