號出なきいだ)” の例文
つくさんと思へば實父は御仕置となり是りやどうしたらよからうぞと大聲おほごゑあげ號出なきいだしければ越前守殿は彌々いよ/\憫然ふびんと思はれしが是や/\其方其樣そのやうなげき實父にかはらんと申せども最早もはや富右衞門はお所刑しおきに相成しぞされば其富右衞門が蘇生いきかへると云ふは無れども其方の孝心かうしん天へ通じ其惠そのめぐみにて實父富右衞門がまた蘇生そせいなす間じきものにあらず因て其方は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)