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虔
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つつし
ふりがな文庫
“
虔
(
つつし
)” の例文
さう呟きながら、
黥
(
いれずみ
)
をした老爺や老婆達が、哀しげに
虔
(
つつし
)
み深く、赤ん坊を禮拜したといふ。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
吾人
(
ごじん
)
は吉凶共に、天地万有の天朝の
恢復
(
かいふく
)
を
扶
(
たす
)
け、
而
(
しかし
)
て
胡虜
(
こりょ
)
を滅絶する所の真の命令を待つ。吾人は
虔
(
つつし
)
んで天帝地皇、山河上穀の霊、六悪の霊、五方の五竜の霊、及び
無辺際
(
むへんさい
)
の全神霊を拝す。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
黒いかつぎをしたカトリック風の
尼
(
あま
)
さんが、まん円な緑の
瞳
(
ひとみ
)
を、じっとまっすぐに落して、まだ何かことばか声かが、そっちから伝わって来るのを、
虔
(
つつし
)
んで聞いているというように見えました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
虔
(
つつし
)
みて身を置き換へんため
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
最初の者が苦しみを
嘗
(
な
)
めたように、最後の者もまたどんなにか苦しみを嘗めねばならぬであろう。そう
呟
(
つぶや
)
きながら、
黥
(
いれずみ
)
をした老爺や老婆たちが、哀しげに
虔
(
つつし
)
み深く、赤ん坊を礼拝したという。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
虔
(
つつし
)
んで聞いているというように見えました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
虔
漢検1級
部首:⾌
10画
“虔”を含む語句
敬虔
虔十
呂虔
不虔
敬虔主義
敬虔摯実
敬虔雄麗
梁虔
盧虔
真虔
祗虔
祗虔主義
虔敬
諸葛虔
雨期虔