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薄髭
ふりがな文庫
“薄髭”の読み方と例文
読み方
割合
うすひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすひげ
(逆引き)
大きな天井に届く
老婆
(
ばばあ
)
の顔が、のしかかって、
屏風越
(
びょうぶごし
)
に、
薄髭
(
うすひげ
)
の
頤
(
あご
)
でのぞいている……その
凄
(
すご
)
さというものは。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鼻下に
薄髭
(
うすひげ
)
を
生
(
は
)
やし、私より少し年上のように見えたが、でも、緑線を附けた医専の角帽はまだ新しく、帽子の
徽章
(
きしょう
)
もまぶしいくらいにきらきら光って、たしかに今秋の新入生に違いなかった。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
紬
(
つむぎ
)
だか、何だか、地紋のある焦茶の被布を着て、その
胡麻塩
(
ごましお
)
です。眉毛のもじゃもじゃも是非に及ばぬとして、鼻の下に
薄髭
(
うすひげ
)
が生えて、四五本スクと
刎
(
は
)
ねたのが、
見透
(
みすか
)
される。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄髭(うすひげ)の例文をもっと
(2作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
髭
漢検準1級
部首:⾽
15画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄髭”のふりがなが多い著者
泉鏡花
太宰治