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蒼褪
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あをざ
ふりがな文庫
“
蒼褪
(
あをざ
)” の例文
先刻
(
さつき
)
のあの爐の傍で——顫へながら、むか/\しながら、そしてすつかり
蒼褪
(
あをざ
)
めて、
荒
(
すさ
)
んで、雨風に叩きつけられた自分の姿を意識しながら。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
女は
素
(
そ
)
つ
気
(
け
)
ない調子で低くかう云ふと、
蒼褪
(
あをざ
)
めた顔に、かすかな小皺を
漾
(
たゞよは
)
せて冷やかに笑つた。そして「まあ御馳走の遅いこと。どうしたんだらう。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
野はいま
一色
(
ひといろ
)
に物悲しくも
蒼褪
(
あをざ
)
めし
彼方
(
かなた
)
ぞ。
詩集夏花
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
褪
漢検1級
部首:⾐
15画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味
蒼茫