トップ
>
葡萄茶
>
えびちや
ふりがな文庫
“
葡萄茶
(
えびちや
)” の例文
チラと其時、向側のプラットホームに
葡萄茶
(
えびちや
)
の袴を穿いた若い女の立つてゐるのが目についた。それは日向智惠子であつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
藍
(
あゐ
)
がちな紫地に小い紅色の花模様のあつたものや、紺地に
葡萄茶
(
えびちや
)
のあらい
縞
(
しま
)
のあるものやを南さんの着て居た姿は今も目にはつきりと残つて居ます。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
葡萄茶
(
えびちや
)
の
細格子
(
ほそごうし
)
の
縞御召
(
しまおめし
)
に
勝色裏
(
かついろうら
)
の
袷
(
あはせ
)
を着て、羽織は
小紋縮緬
(
こもんちりめん
)
の
一紋
(
ひとつもん
)
、
阿蘭陀
(
オランダ
)
模様の
七糸
(
しつちん
)
の
袱紗帯
(
ふくさおび
)
に
金鎖子
(
きんぐさり
)
の
繊
(
ほそ
)
きを引入れて、
嬌
(
なまめかし
)
き友禅染の
襦袢
(
じゆばん
)
の
袖
(
そで
)
して口元を
拭
(
ぬぐ
)
ひつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
チラと其時、向側のプラツトホームに
葡萄茶
(
えびちや
)
の袴を穿いた若い女の立つてゐるのが目についた。それは日向智恵子であつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其の中に二足の女下駄の、一つは
葡萄茶
(
えびちや
)
、一つは
橄欖色
(
オリイブ
)
の緒の色が引き立つてゐた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
葡
漢検準1級
部首:⾋
12画
萄
漢検準1級
部首:⾋
11画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“葡萄茶”で始まる語句
葡萄茶式部