萬々ばん/\)” の例文
新字:万々
日についで支度にかゝれば二月の末には萬々ばん/\用意はとゝのひたり爰に皆々を呼集よびあつ評定ひやうぢやうに及ぶ樣はすぐさま江戸へ下るべきや又は大坂表へ出て動靜やうす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
物語れり證據しようこの品もたしかなれば我々も隨從ずゐじうして將軍の御落胤らくいんなりと名乘出ん所存なり萬々ばん/\首尾しゆびよく仕課しおほせなば寶澤の吉兵衞には西のまる乘込のりこむか左なくとも三家の順格位じゆんかくぐらゐは手の内なれば此度このたび同道仕つりしとつまびらかに物語れば天忠は始終しじう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)