荒御魂あらみたま)” の例文
ここにその御杖を新羅しらぎ國主こにきしかなとに衝き立てたまひ、すなはち墨江すみのえの大神の荒御魂あらみたま一五を、國守ります神と祭り鎭めて還り渡りたまひき。
わが国にては、霊魂に和御魂にきみたま荒御魂あらみたまの二種を分かち、和魂は善なり、慈なり、和なり、荒魂は悪なり、暴なり、勇なりとす。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
このほのかさは、この和御魂にぎみたまのかおりは、また荒御魂あらみたまの融和は。この神々しさは。このかすけさは。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
かみこそてれ、荒御魂あらみたま勇魚いさなとる
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
きんの時代の荒御魂あらみたま
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
神こそ立てれ、荒御魂あらみたま勇魚いさなとる子が
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
あらぶる荒御魂あらみたま大童おほわらはべ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あらぶる荒御魂あらみたま大童おほわらはべ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)