“あらみたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アラミタマ
語句割合
荒御魂61.5%
荒魂30.8%
荒御霊7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国にては、霊魂に和御魂にきみたま荒御魂あらみたまの二種を分かち、和魂は善なり、慈なり、和なり、荒魂は悪なり、暴なり、勇なりとす。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
和魂にぎみたま荒魂あらみたま兼ねそなわる健全な人の姿を今の正眼まさめよとも言い、あの歌に耳を傾けよとも言って、そこにいる弟子でしの弟子たちを励ますかのようにも見えた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ただ荒御霊あらみたまと称して新たに世を去った霊魂のために、特別の作法がある点だけが、盆祭とよく似ている。つまりは盆の行事は、この方に力を傾け過ぎていたのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)