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苦慮
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くりょ
ふりがな文庫
“
苦慮
(
くりょ
)” の例文
何とかして心を慰め気を晴らさせる術もあらばと
苦慮
(
くりょ
)
していた矢先たまたま佐助が彼女と趣味を同じゅうすることを知ったのである。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
とは勝家が初めから
密
(
ひそ
)
かに
苦慮
(
くりょ
)
していた公算だった。その公算は、われと彼との、国力比較から来ている。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「決死の
鉾先
(
ほこさき
)
をうけては
堪
(
たま
)
りません。故に、それを避くべきで、それがしの
苦慮
(
くりょ
)
もそこにあります」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹童はその道しるべより、
肩
(
かた
)
にかついでいる
高札
(
こうさつ
)
のことを、なんとかして聞きほじりたいがと
苦慮
(
くりょ
)
したが、いきなりたずねだすのもさきの
疑
(
うたが
)
いを買うであろうと、わざと
空
(
そら
)
とぼけて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
密かに宗清は
苦慮
(
くりょ
)
していた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“苦慮”の意味
《名詞》
苦 慮(くりょ)
苦労しながらさまざまなことを考慮すること。思い悩むこと。考えあぐねること。
(出典:Wiktionary)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷